大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

菊仙

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上野公園・夏
菊仙(江戸太神楽


大神楽とは、神社に御参りに来られない氏子のために、
神官が獅子舞いを連れて氏子の家々をお祓いしてまわったのが始まり。
太神楽がさかんになるにつれ、伊勢神宮熱田神宮などの太神楽の演者が江戸に移住し、
江戸太神楽となる。やがて宗教色は薄れ、本来は余興であった曲芸を中心とし演芸色が強くなり、
江戸時代末期になると急激に増えた寄席で太神楽が「色物」として出演するようになった。
(とのこと)


暑い中、都美術館入り口広場で、がんばって演じていた。
千葉県出身の菊仙さんは、
はじめは大神楽社中で三味線や笛などの鳴り物を担当していたという。
江戸太神楽十三代家元鏡味小仙に師事し、丸一仙翁社中(元鏡味小仙社中)に所属。
<写真>は江戸大神楽の演目の中の水雲井の曲(みずくもいのきょく)。
長竿の上に水の入ったコップ、茶碗を載せて色々にバランスをとり、
竿の根元から細い糸で釣り上げる。
竿の先から水を八方に散らし、さいごに紙吹雪を出す。
このとき、観客からあっと驚く声が上がり、拍手。(下の写真はクリックして拡大して見よう)
そう、菊仙さんのように、日本の大道芸もがんばってほしいー!