大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

2007-01-01から1年間の記事一覧

ALWAYS 続・三丁目の夕日

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(監督:山崎貴 原作:西岸良平) 石原裕次郎は「嵐を呼ぶ男」で、ドラムをたたいていた 映画館は二本立て、三本立てが多かった 東映の時代劇 立ち見することもあった テレビが普及し出したのは、 皇太子(今の天皇)ご成…

昔の広告 (112) 昭和38年

「主婦と生活」 昭和38年4月号から ハリウッド化粧料本舗 オーキッドマスク 現在の「ハリウッド化粧品」は、この当時「ハリウッド化粧料本舗」だった。 オーキッドマスクは、 キュウリの美白作用に注目した美容家のメイ牛山さんのアイディアから 生まれた…

昔の広告 (111) 昭和32年

「別冊 文藝春秋」第58号(昭和32年6月発行) (*クリックして拡大→文字が読める) シャープラジオ パミール6Eー117型 耳で世界を 旅行する・・・ 珍しい海外番組が聴ける オールウェーブというのは、 全波といわれ長波から超短波までをカバーし、…

ランプハウス

・・・ さそわれて、あるライブハウスに。 アマチュアのロック系バンド、 そして、ビートルズのコピーバンド。 天井をみると、 もちろん、いまどき灯油ではないけれど、 ランプが、ぶらさがっていた。 壁には、レトロなハンフリー・ボガードの映画ポスター、…

「がんばろう」

「がんばろう」 (*写真は書庫「その他」から) この歌は、まだ歌声喫茶を知る前に聞いている。 たしか、メーデーに参加したときだった。 デモのあと、県の中央集会の会場である公園に行った。 そして参加者の合唱によって、この歌を知った。 そのとき、な…

「青春は雲の彼方に」

・・・ (*写真:北アルプス・唐松岳~不帰キレット) 「青春は雲の彼方に」 歌声喫茶でもよく歌われていたが、 調べてみると、 もともとは、昭和33年12月にレコードが発売された歌謡曲(歌:白根一男)だったらしい。 青春歌謡であるとともに、山の歌…

「どこまでも幸せ求めて」

「どこまでも幸せ求めて」 (*写真は書庫「公園の風景」から) 若いときは、ただ声をはりあげ歌っていた歌が、 その後、いろいろな経験とともに年月を重ねてくると、 途中で、突然、歌えなくなることがある。 いろいろなことを思い出すというか、身につまさ…

「カチューシャ」

・・・ (*写真は書庫「その他」から) 人は、 若いときのように、未来が大きく開かれているときも、 また、ある年齢にきて、来し方や過去に目が向きはじめたときも、 どちらも、歌によって元気になる。 そして、「みんなでいっしょに」歌うと、 さらに元気…

コヤマヤスノブ

12月2日(日)上野公園 コヤマヤスノブ 関西出身。 ジャグリングやマジックを中心としたパフォーマンスで、 子どもに人気がある。 ふだんは、関西で活躍しているのだろうか、 上野公園では、あまりみかけない。 しかし、トークは楽しいし、技術のレベルも…

枝と枝

・・・ 見上げると、 細い枝と枝が よびかけあい 手をつなごうとしている それを 楽しくみまもる 小鳥たち ・・・

安西はぢめ

12月2日(日)・上野公園 安西はぢめ 上野公園の登り口の広場へいくと、 アコーディオンの音が聞こえてくる。 フランスの香! 「サンジャンの恋人」などのシャンソンを演奏。 一方で、「チャイソンズ」というユニットで、 昔の上海の名曲や佳曲の数々を現…

イチョウ

上野公園・イチョウ(12月2日) この時期、いっせいに黄色くなって、 はらひらと散っていく・・・ そして、もうすぐ冬・・・。 早いなあ、1年。 ・・・

殯の森  (2)

殯(もがり)の森 (監督:河瀬直美) 目黒シネマ タイトルの殯(もがり)とは、映画によると、 敬う人の死を惜しみ、しのぶ時間のこと、 また、その場所の意 語源に「喪あがり」喪があける意、か。という。 もう少し、くわしく調べてみると。 殯とは、古代…

平和のお使と新年の精と

「キング」 昭和3年1月号から 昭和3年の雑誌新年号にのった2枚の写真が、 まだ日米関係がよかった当時を語っている。 「平和のお使い」の「ミス・ダイニッポン」は、アメリカへ。 「新年の精」が除夜の鐘とともに、アメリカ?からやってくる。 昭和2年…

殯の森  (1)

殯(もがり)の森 (監督:河瀬直美) 目黒シネマ (*クリックすると拡大!) 上の写真は、 映画のプログラムにのっていた出演者たち。 高齢者の方は、ロケ地の奈良県奈良市田原地区の人たちだ。 みなこの映画に出演している。 きっと、撮影の合間の休憩時…

メモ (6) 西田幾多郎(その2)

西田幾多郎随筆集より抜粋 *(その1)からつづく 「死の問題を解決するというのが人生の一大事である、 死の事実の前には生は泡沫の如くである、 死の問題を解決し得て、始めて真に生の意義を悟ることができる。 物窮(きわ)まれば転ず、親が子の死を悲し…

メモ (6) 西田幾多郎(その1)

・・ 西田幾多郎といえば、日本を代表する哲学者で知られている。 その考え方は、むずかしすぎて、 私には、まったく理解できない。 しかし、以下の文章を本屋で立ち読みしたとき、 衝撃をうけ、すぐに購入した。 そこには、一人の私生活をもつ人間としての…

メモ (5) 柿本人麻呂

・・ 先日、「殯(もがり)の森」という映画をみた。 ふと、浮かんだのは、 つぎの柿本人麻呂の長歌・短歌だった。 軽皇子 安騎の野に宿します時に、柿本朝臣人麻呂の作る歌 やすみしし 我が大君 高照らす 日の皇子(みこ) 神(かむ)ながら 神さびせすと …

イダセイコ

代々木公園 11月18日(日) イダセイコ(井田聖子) 千葉県出身のアコースティックギター弾き語り系のシンガーソングライター。 2006年6月に「井田屋」でメジャーデビュー。 現在も、各地で路上ライブをしているという。 さわやかなトーク、そしてたし…

中曽根

代々木公園 11月18日(日) 中曽根 「中曽根」というのは、バンド名。 「世界初!バカパワーパンクバンド「中曽根」。 都内ライブハウスやそこらの道端で活動中。 ・・・・・ なぜか外人と変わり者に大うけの本能直結ストレートサウンド! グチか寝言か文…

2007 代々木公園 ・秋

11月18日(日)代々木公園 秋晴れの日。 代々木公園とその周辺は、あちこちで、路上ライブ。 ここは通称、けやき通り。 ・・・

ロマンチックロード

代々木公園 11月18日(日) ロマンチックロード 1年ぶりの代々木公園のけやき通り。 枯葉が舞い散る秋。 オンナ二人のアコギ★ロックなデュオ、「ロマンチックロード」 とホームページにあった。 2人はある大学の軽音楽のサークルで出会ったという。 以…

「朝はどこから」

「朝はどこから」 *画像は書庫「その他(写真)」から あるとき、この歌が話題になった。 歌える人と歌えない人がいる。 まったくこの歌を聴いたことのない人、 聴いたことはあるが、 ある市のゴミ収集車のテーマソングとしてメロディだけ知っている人、 さ…

昔の広告 (110) 昭和48年

「太陽」 昭和48年3月号から サントリーオールド 「ダルマ」といえば、これだ。 1964(昭和39)年の東京オリンピックを境に、 日本は高度経済成長の波に。 昭和43年には、GNPが米国に次いで自由主義世界第2位を記録。 庶民が口にする酒の種類も、 ビー…

昭和8年6月号

「少年倶楽部」 昭和8年6月号(復刻愛蔵版)から パラパラとめくると、「はめ絵」があった。 「はめ絵」といって、 一定の形の枠の中に自由な絵を描いて投函すると、 入選作品が誌上に掲載された。 現代のジグソーパズルとだいぶちがう。 在住地やタイトル…

パンズ・ラビリンス (2)

(1)よりつづく しかし、実際のスペイン内戦(1936~1939)は、 この映画でみられるような 「ファシズム:ビダル大尉=悪、怪物・究極の恐怖 ゲリラ=善」という図式だったのだろうか。 監督は「ファシズムは究極の恐怖を象徴、純潔の曲解、魂の死」という…

パンズ・ラビリンス (1)

「パンズ・ラビリンス」(監督:ギレルモ・デル・トロ) この物語は、スペイン内戦が終わったところから、はじまる。 スペイン内戦は、1936年7月に勃発し、 1939年3月末フランコの叛乱軍のスペイン全国の制圧によって終わった。 1944年。フランコの圧制に対…

レ・アポストロフィー (2)

2007 ヘブンアーティストTOKYO 10月28日(日) レ・アポストロフィー 4人の足と影。 アコーディオンを演奏する人と3人の紳士。 バラバラなようで調和がとれた、動ぎのあるパフォーマンス。 ・・・

レ・アポストロフィー (1)

2007 ヘブンアーティストTOKYO 10月28日(日) レ・アポストロフィー アコーディオンをBGMに、 演劇、パントマイム、ジャグリング・・・ コミカルな、 おそらく、日本人では無理であろうオシャレな感覚、 ガハハハという笑いではなく、くすく…

島留美

2007 ヘブンアーティストTOKYO 10月28日(日) 島留美 かたつむりかアンモナイト。 中心には目がある。目は魔よけともなる。 貝の渦巻きは、時間をさのぼる「永遠」のシンボル。 はじめ、上野公園の散歩道にうずくまっていたが、 突然、手(足?…