大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

#その他音楽

「カルーソー」

・・・・ 「カルーソー」(作詞・作曲・歌:ルチオ・ダッラ) 歌っているのは、 ルチオ・ダッラはボローニャ生まれのシンガーソングライター(1943ー2012)。 日本では、ほとんど知られていないが、 イタリアでは超有名人らしい。 この「カルーソー…

Ne me quitte pas(「行かないで」)

Ne me quitte pas (作詞・作曲・歌)ジャック・ブレル 日本語タイトル「行かないで」 *あまり深く考えないで、 歌のもつふんいきを聞きたい曲。 ただひたすら「行かないで」(Ne me quitte pas)と。 youtube(これがベスト) ↓ https://www.youtube.com/wa…

「かもめの街」

「かもめの街」 歌:ちあきなおみ 1988年発売 作詞:ちあき哲也 作曲:杉本真人 やっと店が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃 白茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさ そんなやりきれなさは 夜眠る人にゃ分らないさ 波止場に出れば カモメがブイに2、3羽 一服…

ハンナ・アーレント語録(21)

・・ 映画「ハンナ・アーレント」の主人公 http://www.cetera.co.jp/h_arendt/keyword.html 『イェルサレムのアイヒマン』(みすず書房)から <西ヨーロッパからの移送> .侫薀鵐 「 1941年6月、アイヒマンはフランス、ベルギー、オランダに駐在する彼の顧…

ララ・ファビアン(Lala Fabian)

ララ・ファビアンという歌手 たまたま、YOUTUBEで視聴。 その歌唱力に、ただただ感動。 特に、ピアノを伴奏にしたライブコンサートがいい。 こういう歌手が来日していなかったのが不思議である。 検索してみると、 日本でもここ数年の間に話題になっ…

「トイストーリー 3」

トイストーリー3 (監督:リー・アンクリッチ、製作総指揮:ジョン・ラセター) おもちゃは、ただのモノではない。 おもちゃだって、自然とおなじように生きている。 生きているから、感情もあるし、魂もある。 おもちゃにも、それぞれ個性がある。 せっか…

青い山脈 (了)

・・・・ 「青い山脈」にかこつけて 戦争は、絶対的な悪である。 無数の死、そして残された人の心の痛みや傷・・・・ いいことはない。 戦争は、始まってからでははずみがついて、引き返すことはむずかしい。 (このブログの書庫「7月7日」、「12月8日…

青い山脈 (4)

・・・・ さて、戦時中の軍歌や軍国歌謡から戦後の「青い山脈」が生まれるまで、 日本の戦争と文化とのかかわりはどういう状況であったのだろうか。 音楽界ではないが、当時の文学界(特に短歌界)の流れを、参考にしたい。 当時の知識人・文化人のおかれた…

青い山脈 (3)

・・・・ 「青い山脈」によせて 以下 「不滅の歌謡曲」(なかにし礼:1938・昭和13年生)の「楽譜の上の戦争」から抜粋 (注:数字は文章の部分をわかりやすくするため) 「‥傾弔汎釮隆檗△修靴道狠呂防襪ことを美化し、靖国神社で会おうというかたちで結論づ…

青い山脈 (2)

青い山脈 【作詞】西條 八十 【作曲】服部 良一 さて、 なかにし礼は、前回の記事「青い山脈」(1)でとりあげた 「不滅の歌謡曲」という本の中で、 「戦時中、第一線で活躍するヒットメーカーのうちで、 ほとんど軍歌に手を染めることがなかった唯一の作曲…

青い山脈 (1)

・・・・ 青い山脈 【作詞】西條 八十 【作曲】服部 良一 1.若くあかるい 歌声に 雪崩は消える 花も咲く 青い山脈 雪割桜 空のはて 今日もわれらの 夢を呼ぶ 2.古い上衣よ さようなら さみしい夢よ さようなら 青い山脈 バラ色雲へ あこがれの 旅の乙女…

かごめかごめ (6・了)

・・・・・ (写真は書庫「大道芸」から) まだ終わっていなかった「かごめかごめ」 さて、神を招き、地上に降ろすには、 降りる場所、広場がなければならない。 そして、その中央に神がよりつく「中心」が必要である。 中心は、人(巫女・巫者など)だった…

かごめかごめ (5)

かごめかごめ (5) さて、民俗学者の柳田国男は、 「かごめかごめ」は、 神降ろし、神の口寄せの形が子どもの遊びとなって保存されたものという。 ところで、この神降ろし、神の口寄せというのは、 そもそも、どういうものなのだろうか。 古代は、 地上の…

かごめかごめ (4)

かごめかごめ(4) かァごめかごめ かーごのなかの鳥は いついつでやる 夜あけのばんに つるつるつッペェつた なべのなべのそこぬけ そこぬいてーたーァもれ (「竹堂随筆」から江戸時代中期の「かごめかごめ」) さて、「日本のわらべ唄」(上笙一郎)によ…

かごめかごめ (3)

かごめかごめ (3) かごめ かごめ かごの なかの とりは いついつ でやる よあけの ばんに つると かめが すべった うしろの しょうめん だあれ はじめの「かごめ」という言葉は、 このわらべ唄全体の解釈の出発点である。 この言葉の受けとめ方しだいで、…

かごめかごめ (2)

かごめかごめ (2) かごめ かごめ かごの なかの とりは いついつ でやる よあけの ばんに つると かめが すべった うしろの しょうめん だあれ 「かごめかごめ」のわらべ唄については、 現在、江戸中期と同じように「謎」、「暗号」とか 「本当は怖い話」…

かごめかごめ (1)

・・・・ かごめかごめ かごめ かごめ かごの なかの とりは いついつ でやる よあけの ばんに つると かめが すべった うしろの しょうめん だあれ 「かごめかごめ」の記述で最も古いとされている資料は、 安永8年(1779年)に発刊された黄表紙「かごめ か…

「千の風になって」

・・・・ 「千の風になって」 【作詞】不詳 【訳詞・作曲】新井満 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風に 千の風になって あの 大きな空を 吹きわたっています 秋には光になって 畑にふりそそぐ 冬はダイヤの…

「五木の子守唄」

五木の子守唄 熊本県五木地方民謡 古関裕而 編曲 おどま盆ぎり 盆ぎり 盆から先ゃ おらんと 盆が早(は)よ来りゃ 早よもどる おどまかんじん かんじん あん人達ゃ よか衆(し) よか衆ゃよか帯(おび) よか着物(きもん) おどんが打死(うっちん)だちゅ…

「レナウン・ワンサカ娘」

・・・・ 「レナウン・ワンサカ娘」 作詞 ・作曲 :小林亜星 ドライブウエイに春が来りゃ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ プールサイドに夏が来りゃ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ (イィわ!) レナウン レ…

「川は流れる」と「下町の太陽」

「川は流れる」と「下町の太陽」 この2つの歌、 ラジオか、テレビからか、 商店街の中からか、 どこからともなく、 耳に流れてきていたように記憶している。 「川は流れる」 横井弘【作詞】 桜田誠一【作曲】 病葉(わくらば)を 今日も浮かべて 街の谷 川…

「荒城の月」

「荒城の月」 *画像は書庫「その他(写真)」から (初出は明治34年刊行「中学唱歌集」) 荒城の月 [作詞]土井晩翠(明治31年頃作詞) [作曲]滝廉太郎(明治33年作曲) 春高楼(こうろう)の花の宴(えん) 巡(めぐ)る盃(さかずき)かげさして 千代…

「故郷(ふるさと)」

・・・・ (*写真は書庫「その他(写真)」から) 故郷(ふるさと) 【作詞】高野 辰之 【作曲】岡野 貞一 兎(うさぎ)追いし かの山 小鮒(こぶな)釣りし かの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷(ふるさと) 如何(いか)にいます 父母(ちちはは) つ…

「月の沙漠」

・・・・・・ 月の沙漠 [作詞]加藤まさを [作曲]佐々木すぐる 月の沙漠を はるばると 旅のらくだが 行きました 金と銀との くら置いて 二つならんで 行きました 金のくらには 銀のかめ 銀のくらには 金のかめ 二つのかめは それぞれに ひもで結んで ありまし…

「シャロム」

シャロム (*写真は書庫「その他」から) 「シャロム」 イスラエル民謡 【作詞】井田誠一 シャロム ハヴェリーム シャロム ハヴェリーム シャロム シャロム レヒットラオ レヒットラオ シャロム シャロム どこかでまたいつか 会えるさ また会おう また会お…

「がんばろう」

「がんばろう」 (*写真は書庫「その他」から) この歌は、まだ歌声喫茶を知る前に聞いている。 たしか、メーデーに参加したときだった。 デモのあと、県の中央集会の会場である公園に行った。 そして参加者の合唱によって、この歌を知った。 そのとき、な…

「青春は雲の彼方に」

・・・ (*写真:北アルプス・唐松岳~不帰キレット) 「青春は雲の彼方に」 歌声喫茶でもよく歌われていたが、 調べてみると、 もともとは、昭和33年12月にレコードが発売された歌謡曲(歌:白根一男)だったらしい。 青春歌謡であるとともに、山の歌…

「どこまでも幸せ求めて」

「どこまでも幸せ求めて」 (*写真は書庫「公園の風景」から) 若いときは、ただ声をはりあげ歌っていた歌が、 その後、いろいろな経験とともに年月を重ねてくると、 途中で、突然、歌えなくなることがある。 いろいろなことを思い出すというか、身につまさ…