大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

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「レナウン・ワンサカ娘」

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レナウン・ワンサカ娘」  作詞 ・作曲 :小林亜星

ドライブウエイに春が来りゃ
イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ
イェイ イェイ イェイ イェイ
プールサイドに夏が来りゃ
イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ
(イィわ!)
レナウン レナウン レナウン レナウン娘が
オシャレでシックな レナウン娘が
ワンサカ ワンサ ワンサカ ワンサ
イェーイ イェーイ イェイ イェーイ

テニスコートに秋が来りゃ
イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ
イェイ イェイ イェイ イェイ
ロープウェイに冬が来りゃ
イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ
(イィわ!)
レナウン レナウン レナウン レナウン娘が
オシャレでシックな レナウン娘が
ワンサカ ワンサ ワンサカ ワンサ
イェーイ イェーイ イェイ イェーイ



どうも、世代を超えて、
歌い継がれていく歌というのはあるようだ。
CMソングの世界も例外ではない。
レナウン・ワンサカ娘」も、
そのひとつである。

昭和36年(1961年)、
NETテレビ(現:テレビ朝日)の「日曜洋画劇場」で放送された、
小林亜星作詞・作曲によるCMソング。
はじめは、かまやつひろしが歌い、
その後、デューク・エイセスジェリー藤尾&渡辺とも子によって歌われたという。
そして、昭和39年に弘田三枝子
昭和40、41年にシルヴィ・バルタンによって歌われ、
爆発的にヒットした。
その後も、ヒデとロザンナ、久美かおり、セルスターズなどが歌い継いでいる。

さて、このCMがつくられた昭和36年(1961)は、
どういう時代だったのだろうか。
電通の資料によると、
テレビ普及率は62.5%、
白黒テレビ14インチ4万円台,カラー17インチ35万円、
「レジャーブーム-高度成長で余暇時間が増え,レジャーが浸透、新聞・テレビにレジャーの言葉があふれ,行楽地に人が押し寄せる。スキー客 100万人突破,登山者 224万人」という。
またテレビCMも、
スポットCM,30秒から15秒単位が主流になり、
寿屋<トリスを飲んでHawaiiへ行こう>、レナウン「ワンサカ娘」が
ヒットしたという。
この昭和36年の流行語のひとつに、「レジャー」があった。

この歌は、レジャー時代の到来を背景に、
昭和39年(1964)の東京オリンピックに向けた
明るい気分と時代をみごとに反映し、
歌いやすい歌詞とメロディ、
印象に残る、CMソングを超えた傑作である。
ドライブウエイ、プールサイド、テニスコート、ロープウエイ
四季折々のレジャー・・・
そして、うきうき、踊りだしたくなるような
ノリのいいリズム・・・
明るい希望が、次から次へとワンサカ出てくるイメージ
イェーイ イェーイ イェイ イェーイ


せめて、気分だけでも歌い継がれてほしい歌である。



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