大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

平和のお使と新年の精と

「キング」 昭和3年1月号から 昭和3年の雑誌新年号にのった2枚の写真が、 まだ日米関係がよかった当時を語っている。 「平和のお使い」の「ミス・ダイニッポン」は、アメリカへ。 「新年の精」が除夜の鐘とともに、アメリカ?からやってくる。 昭和2年…

殯の森  (1)

殯(もがり)の森 (監督:河瀬直美) 目黒シネマ (*クリックすると拡大!) 上の写真は、 映画のプログラムにのっていた出演者たち。 高齢者の方は、ロケ地の奈良県奈良市田原地区の人たちだ。 みなこの映画に出演している。 きっと、撮影の合間の休憩時…

メモ (6) 西田幾多郎(その2)

西田幾多郎随筆集より抜粋 *(その1)からつづく 「死の問題を解決するというのが人生の一大事である、 死の事実の前には生は泡沫の如くである、 死の問題を解決し得て、始めて真に生の意義を悟ることができる。 物窮(きわ)まれば転ず、親が子の死を悲し…

メモ (6) 西田幾多郎(その1)

・・ 西田幾多郎といえば、日本を代表する哲学者で知られている。 その考え方は、むずかしすぎて、 私には、まったく理解できない。 しかし、以下の文章を本屋で立ち読みしたとき、 衝撃をうけ、すぐに購入した。 そこには、一人の私生活をもつ人間としての…

メモ (5) 柿本人麻呂

・・ 先日、「殯(もがり)の森」という映画をみた。 ふと、浮かんだのは、 つぎの柿本人麻呂の長歌・短歌だった。 軽皇子 安騎の野に宿します時に、柿本朝臣人麻呂の作る歌 やすみしし 我が大君 高照らす 日の皇子(みこ) 神(かむ)ながら 神さびせすと …

イダセイコ

代々木公園 11月18日(日) イダセイコ(井田聖子) 千葉県出身のアコースティックギター弾き語り系のシンガーソングライター。 2006年6月に「井田屋」でメジャーデビュー。 現在も、各地で路上ライブをしているという。 さわやかなトーク、そしてたし…

中曽根

代々木公園 11月18日(日) 中曽根 「中曽根」というのは、バンド名。 「世界初!バカパワーパンクバンド「中曽根」。 都内ライブハウスやそこらの道端で活動中。 ・・・・・ なぜか外人と変わり者に大うけの本能直結ストレートサウンド! グチか寝言か文…

2007 代々木公園 ・秋

11月18日(日)代々木公園 秋晴れの日。 代々木公園とその周辺は、あちこちで、路上ライブ。 ここは通称、けやき通り。 ・・・

ロマンチックロード

代々木公園 11月18日(日) ロマンチックロード 1年ぶりの代々木公園のけやき通り。 枯葉が舞い散る秋。 オンナ二人のアコギ★ロックなデュオ、「ロマンチックロード」 とホームページにあった。 2人はある大学の軽音楽のサークルで出会ったという。 以…

「朝はどこから」

「朝はどこから」 *画像は書庫「その他(写真)」から あるとき、この歌が話題になった。 歌える人と歌えない人がいる。 まったくこの歌を聴いたことのない人、 聴いたことはあるが、 ある市のゴミ収集車のテーマソングとしてメロディだけ知っている人、 さ…

昔の広告 (110) 昭和48年

「太陽」 昭和48年3月号から サントリーオールド 「ダルマ」といえば、これだ。 1964(昭和39)年の東京オリンピックを境に、 日本は高度経済成長の波に。 昭和43年には、GNPが米国に次いで自由主義世界第2位を記録。 庶民が口にする酒の種類も、 ビー…

昭和8年6月号

「少年倶楽部」 昭和8年6月号(復刻愛蔵版)から パラパラとめくると、「はめ絵」があった。 「はめ絵」といって、 一定の形の枠の中に自由な絵を描いて投函すると、 入選作品が誌上に掲載された。 現代のジグソーパズルとだいぶちがう。 在住地やタイトル…

パンズ・ラビリンス (2)

(1)よりつづく しかし、実際のスペイン内戦(1936~1939)は、 この映画でみられるような 「ファシズム:ビダル大尉=悪、怪物・究極の恐怖 ゲリラ=善」という図式だったのだろうか。 監督は「ファシズムは究極の恐怖を象徴、純潔の曲解、魂の死」という…

パンズ・ラビリンス (1)

「パンズ・ラビリンス」(監督:ギレルモ・デル・トロ) この物語は、スペイン内戦が終わったところから、はじまる。 スペイン内戦は、1936年7月に勃発し、 1939年3月末フランコの叛乱軍のスペイン全国の制圧によって終わった。 1944年。フランコの圧制に対…

レ・アポストロフィー (2)

2007 ヘブンアーティストTOKYO 10月28日(日) レ・アポストロフィー 4人の足と影。 アコーディオンを演奏する人と3人の紳士。 バラバラなようで調和がとれた、動ぎのあるパフォーマンス。 ・・・

レ・アポストロフィー (1)

2007 ヘブンアーティストTOKYO 10月28日(日) レ・アポストロフィー アコーディオンをBGMに、 演劇、パントマイム、ジャグリング・・・ コミカルな、 おそらく、日本人では無理であろうオシャレな感覚、 ガハハハという笑いではなく、くすく…

島留美

2007 ヘブンアーティストTOKYO 10月28日(日) 島留美 かたつむりかアンモナイト。 中心には目がある。目は魔よけともなる。 貝の渦巻きは、時間をさのぼる「永遠」のシンボル。 はじめ、上野公園の散歩道にうずくまっていたが、 突然、手(足?…