大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

#その他祝日、記念日、年中行事

昭和8年6月号

「少年倶楽部」 昭和8年6月号(復刻愛蔵版)から パラパラとめくると、「はめ絵」があった。 「はめ絵」といって、 一定の形の枠の中に自由な絵を描いて投函すると、 入選作品が誌上に掲載された。 現代のジグソーパズルとだいぶちがう。 在住地やタイトル…

昭和8年5月号

「少年倶楽部」 昭和8年5月号(復刻愛蔵版)から (「絵ばなし」は画像をクリックして拡大しよう!) 昭和6年の満州事変、7年の上海事変をきっかけに、 軍部の圧力で、雑誌の世界にも軍事色が強まっていく。 この5月号は「愛国大会号」として、 戦争関…

昭和21年新年号

「少年倶楽部」昭和21年新年号 (詩の部分の画像をクリックすると拡大!) あらためて読んでみると、 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、 少しでも負の経験を経てきた大人の私にとっても、 どこか心にしみいる詩である。 終戦直後の「少年倶楽部」新年号(昭…

12月8日 (了)

12月8日 (了)勝つぞ・日本がひとつに 戦争が始まったことによって、 始めたからには勝つぞ、勝たねばならぬという決意のもとに、 人々の心はひとつになった。精神的統合へいっきに。 しかし、一方では、一抹の不安もあった。 戦争がはじまってからでは…

12月8日 (4)

12月8日 (4)輝かしい日本・緊張と覚悟 戦争の始まりは、当時の日本人に 開放感、夜明けへの希望、建設への幸福感をもたらし、 運命的な、新しい歴史を開く時間に参加させた。 そして、輝かしい日本の戦果と躍進に同化し、 緊張感とともに、出発への覚…

12月8日(3)

12月8日(3) 夜明けと幸福感、新しい歴史への参加 アメリカとの戦争の始まりは、開放感とともに、 人々に夜明けへの希望と、 建設への幸福感をもたらした(らしい)。 そして、必然とか運命と感じさせ、 新しい歴史の1ページをつくる運命の時間に参加…

12月8日 (2)

12月8日(2) 解放感 アメリカとの戦争の開始は、当時の日本人に、 まず、鬱屈した気分からの解放感をもたらした(ようである)。 それは、暗雲立ちこめる世界からさわやかな快晴の世界への変化である。 戦争が始まると、もやもやした気分など吹き飛んで…

12月8日(1)

12月8日(1)知識人・文化人 12月8日が近づいてくる。 昭和16年12月8日、 開戦の日を、当時の人々は、どう受けとめていたのだろうか。 調べてみた。 終戦(敗戦)記念日も、重要なのかもしれないが、 私には、開戦の日も、 戦争への道のりのひと…