大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

12月8日 (4)

12月8日 (4)輝かしい日本・緊張と覚悟




戦争の始まりは、当時の日本人に
開放感、夜明けへの希望、建設への幸福感をもたらし、
運命的な、新しい歴史を開く時間に参加させた。
そして、輝かしい日本の戦果と躍進に同化し、
緊張感とともに、出発への覚悟をきめていく。
(以下、戦前の雑誌やネット上での12月8日特集などから抜粋)




<輝かしい日本>
・見よ、皇軍の華々しい(輝かしい)戦果、快進撃、大戦果に心は躍る。
・戦勝のニュースに胸の轟くのを覚える。
・ありがたい皇軍大勝利の知らせ
・万歳!、万歳!、勝った!、勝った!日本はやっばりすごい
・いまさらながら、日本は偉い国だ。
・よくぞ日本に生まれける!
・わくわくしてニュースを楽しみにしていた。
・涙のうちに大詔を拝した。われらは堂々の進撃を開始したのであった。
・日本人の強さを誇りにした。
・我が軍の大きな成果を聞いて心が躍った。
・これは、そんなに長くかからないだろう。


<緊張・覚悟・出発>
・起て日本国民!、今こそ起き上がれ。
・敢然と立たなければならない時がきた。
・一億国民の生まれ変わる日
・厳粛な気持ちと言い知れない感激。
・今こそ、しっかと腰をすえ、しゃんと立つときが来た。
・さあこれからだ。この時程勇み立った時はなかった。
・大いなる誇りのもと戦争に邁進する覚悟でいた。
・日本はどうなるかと戦争を身近に感じ、キュッとしめつけられるような緊張をおぼえた。
・私は緊張で身震いした。
・ただならぬものを感じ、子供心にも厳粛な気分になった。
・放送を聞いた時、一瞬シーンとなり、そのあとわけもなく興奮した異常な緊張感
・今こそ無念の思いを一挙に晴らすべきときが来た。
・これで何もかも変る。いや否応なしに私達の軌道がきめられたという風に感じた。