大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

12月8日(3)

12月8日(3) 夜明けと幸福感、新しい歴史への参加




アメリカとの戦争の始まりは、開放感とともに、
人々に夜明けへの希望と、
建設への幸福感をもたらした(らしい)。
そして、必然とか運命と感じさせ、
新しい歴史の1ページをつくる運命の時間に参加させる。
(以下、戦前の雑誌やネット上での12月8日特集などから抜粋)



<希望・夜明け・幸福・建設>

・ついに光栄ある秋が来た。
・静かな夜、星がアジアの明日を祝福するかのように輝いていた。
・大いなる歴史(東洋)の夜が明けた。清冽な朝の陽ざし。
・一朝にして変貌した。
・創造と建設が来る。
・あらゆるものが新生の気に満ちている。
・新しい世界、新しい時代を築く。
・崇高な、大きな理想を実現
・日本は歩む
・この国に、この時に生まれたことの幸福を味わっている。
・雲破れて路ひらける。闇が破れてこつぜんとかがやいた希望の光明。
 暗雲一掃の快感。
・私の生涯における最大の出来事。
・私の一生のうちで、これほどの感激の一瞬はない。
・人々のどこか生き甲斐を感じたような朗らかな溌剌とした表情。
・ただ興奮、高揚。
・わが太陽は凛然として輝いている。


<必然・運命・新しい歴史>

・戦争開始は必然である。宣戦布告の新聞を見て思慮を絶した宿命を感じた。
 天の声であると感じた。日本の運命でもあり、英米の運命でもあると感じた。
・この日から世の中が変わってしまったような気がした。
・歴史は作られた。世界は一夜にして変貌した。
・世界史的必然だ。
・大いなる時代がきた。待ちに待った大いなる時代がついに来た。
・何という巨きな構想、構図。
・世界史に特筆すべき大事。
・この時ほど激しく生動する歴史の時間を意識したことはなかった。
 わが民族の純なる実在を認識したことはなかった。
・近代の超克をめざす戦争。