大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

昔の広告 (86) 大正時代

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雑誌「少年」から 大正(年代不明)
(「復録 日本大雑誌 大正編」流動出版)
三ツ矢サイダー




三ツ矢サイダーは、
明治時代に宮内省が現在の兵庫県川西市の平野(ひらの)鉱泉をもちいて
炭酸水の御料工場を建てたことに始り、その後工場は三菱に払い下げられ、
明治屋が権利を得て、明治17年(1884)に「三ツ矢平野水」として販売した。
という。「宮内省御用達」。

この大正時代の広告によると、当時三ツ矢サイダーには4種類あった。
広告のイラストはストレートでヤボったいが、なんともいえない味がある。
飲んでいる人物の汗が、冷や汗のようにも見える。
「平野水」と「サイダー」のちがいは、
単なる発砲水と、砂糖や香が加わった発砲水のちがい?
「シナルコ」とあるのは、コーラ味のことか?

現在の販売・製造元はアサヒ飲料株式会社で、
キャッチコピーは「清く涼しくココロ晴れ晴れとなる国民的炭酸飲料」