大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

ヂバドロ・アノ ももえんぬ

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2008 ヘブンアーティスト東京・上野公園
ヂバドロ・アノ ももえんぬ





チェコのオブジェクトシアターの舞台美術家、
ペトル・マターセク氏を招き開かれた
ワークショップの参加メンバー、5人の女性により
1999年に結成されたDIVADLO ANO(ヂバドロ・アノ)の
一人、ももえんぬさん。

オブジェクトシアターとは、
文字通り「もの」を使って表現する舞台芸術
ヨーロッパの人形劇の流れから派生したとても視覚的な舞台で、
人形遣いが舞台上に姿を見せるところから始まるという。


会場にたどりつくまでに時間がかかり、途中から観た。
人形と人形遣いが一体となっていて、
どちらに焦点を合わせていいのか迷うほど。
人形を遣うももえんぬさんが、
すでに、その世界に入っていて、
なにやら妖しげなふんいきである。
近くで、親子がふしぎそうに、じっと見つめていた。

終演後、声をかけると、
ももえんぬさんは素敵な笑顔で応えた。
この落差が楽しい。

私は、オブジェクトシアターなるものに、
驚きとともに、新鮮な印象をもった。
日本の文楽とちがって、
人形遣いが黒子でないところがいい。

もっと、いろいろ観たいという気持ちが出てきた。
今後の展開がとても楽しみである。



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