大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

櫻川ぴん助社中

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9月3日(日)上野公園
江戸芸かっぽれ 櫻川ぴん助社中


「かっぽれ」は「岡惚れ」(顔に惚れる)がつまった言葉といわれる。
あなたに命がけで惚れ、私に出来ることをあなたにしてあげるという意味。
江戸時代の文化・文政末期の住吉踊りが「かっぽれ」のルーツといわれ、
伊勢神宮へお参りした後、そのお札を配って歩いた願人坊主(がんにんぼうず)たちが、
大道芸のひとつとして、バリエーションをつくって広めたたといわれている。
かっぽれは組踊りで、全員で顔見せする踊り^棒音頭からはじまり、
⊃疾遶B臘迭┃づ曚気鵑搬海、フィナーレのイっぽれでしめる。
かっぽれは、五穀豊穣、家内安全、無病息災、幸せを届ける江戸の伝統芸とされた。
(とのこと)

江戸芸かっぽれ豊年斎五代目、家元櫻川ぴん助(二代目)さんの社中。
家元は、父親(初代)譲りのいなせな江戸っ子芸を、
しっかり受け継ぎ、親しみやすい大道芸として大勢の人を楽しませている。
海外公演、子どもかっぽれの普及につとめるなど、伝統芸の普及に積極的だ。

そろいの浴衣に白足袋、
たすきにねじり鉢巻といったいでたちで踊るのをみると、
子どものころ、何かで聞いたか、映画でみたのか、
「かっぽれ、かっぽれ、甘茶でかっぽれ」のフレーズが、よみがえる。