大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

あさみちゆき

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午後1時、すでに公園入口の付近の木陰に大勢の人が集まっている。
時間がたつにつれ、いやいやファンと思われるかなり年配の人たちが
次々と集まって来る。いつもの公園とちがう光景。午後2時にライブ開始。

実は私もやっと、この人の歌をきくことができた。
うわさどおりの艶のある声、心に残る歌。「演歌」をひさしぶりに聞いた。
ちあきなおみが好きだというのもうなずける。
アンプを使わない生の声も、どこかなつかしい。
集まった人たちとの「ふるさと」の合唱も、ごく自然でいい。
そして、あさみちゆきさんを見つめる人たちの表情がいい。歌の力だ。
笑顔の「公園の歌姫」は、「公園の観音さま」でもある。

彼女は5年前、ここ井の頭公園のストリートライブから出発した。
「はじめは、立ち止まって聴いている客さんは1人か2人ぐらいだったよ」と、
立川から来ていた70歳ぐらいの方から聞く。その後、聴く人はどんどん増えていった。
プロとなりメジャーデビューをはたした今も、月に1回は井の頭公園でライブをする。
あさみちゆきさんは言う。「ちゆきの原点はストリート、私の居場所がそこにある」と。