大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

がーまるちょば

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10月28日 ヘブンアーティストIN東京(上野公園)
がーまるちょば



前から見たいと思っていた。
きょうはじめて、やっとめぐり合った。

まず、会場のサークル(輪)をはみ出し、
上野公園を歩く人やたたずんでいる人と
同じようなポーズをマイムのアドリブでしながら、
すでに集まってきている観客を笑わせ、さらに客寄せする。
この意外な即興性には、びっくりした。
2人の息がピッタリあっていないとできない。

伴奏・音楽は、いっさい使わない。
たしかに、音楽ネタにたよると、
その音楽や歌などを知っている人にはわかるが、
そうでない人にはピンとこないのが普通である。
その意味では、このユニットには、
子どもでも大人でも、世界のほかの国の人でも、そのおもしろさがわかる。
パフォーマンスに、背景としての音楽は必須でないことを証明している。

途中、小さなこどもが何やら興味をおぼえて、
突然、会場の仕切りひものサークル内に入ってきた。
それに対するがーまるちょばの
一瞬とまどったようなリアクションが、また、楽しい。
観客にとっては、こんなハプニングがけっこうおもしろいのだ。
投げ銭タイムで、子どもを人質にとるなど、
最後まで気をぬけない楽しいパフォーマンスだった。
その独創性に拍手を送りたい。

各地のイベントや公演でパントマイムの活動していたケッチさんと吉見ヒロシさんが
1997年に結成。現在、ヨーロッパ各地の路上でもパフォーマンス活動をしているという。