大道芸観覧レポート モノクロ・フィルムでつづるkemukemu

大道芸、昔の広告、昔のテレビ番組、中井久夫、フーコー

2006-01-01から1年間の記事一覧

タルコフスキー語録 (4)

「映像のポエジア」(キネマ旬報社)より(1) 映画の中に表明されている作家の世界感覚が、 観客にとっても、彼ら自身にとっても固有な、 だが単にこれまで明確にされえなかったなにかとして、知覚されうるのである。 そしてそのことが作品にとって大きな…

タルコフスキー語録 (3)

「ノスタルジア」初公開当時のパンフ(古書店で入手)から タイトルの「ノスタルジア」は、 必ずしも原義の全容を伝える訳語ではないが、 遥か離れたものへの、 そして結びつけることのできない世界への、 しかし内なる故郷であるものへの、 焦がれるような思…

タルコフスキー語録(2)

「タルコフスキー日記供廖淵ネマ旬報社)から 神なしで人はどうして生きてゆけよう。 自身が神となるなら別だ、だがそんなことは決してあり得ない・・・ 人間の自由は一種の階梯を持っている- 一方の端は悪に接し、 一方は善に接している。 だが、この階梯…

タルコフスキー語録(1)

「タルコフスキー日記機廖淵ネマ旬報社)から 人間の生の長さがごく短いといことを考えてみれば、 無限の理念が考え出されたというのはすばらしいことだ。 この理念そのものが無限的である。・・・ 人間はこの地球上で自分が無限と対峙していることを理解し…

ノスタルジア

11月23日・吉祥寺「バウスシアター」にて 「ノスタルジア」(監督 アンドレイ・タルコフスキー) 「ノスタルジア」は、私に強い衝撃を与えた。 実は映画のはじめは、何度となく眠気に誘われた。 しかし、美しい映像の数々。 ドメニコのイタリアのローマ…

あんざいのりえ

12月3日(日)上野公園 あんざいのりえ ローラーボーの上で演奏したり、 パントマイムでお客さんにせまりながら、 「愛の賛歌」をアコーディオン演奏。 トークもおもしろいし、 楽しいふんいきを自然につくりあげていく。 曲も客層に合わせて、シャンソン…

ミュータン

12月3日(日)井の頭公園 ミュータン 日曜日の井の頭公園。何かいつもとちがう。 いつもはもっといたストリートミュジシャンが、ほとんどいない!。 手づくりアート作品の店もまったく出ていなかった。 店が出ていたところに、都のお役所の人らしい人があ…

REDA舞神楽

11月26日・新横浜パフォーマンス・よさこい踊り(レンガ通りにて) REDA舞神楽 2000年12月に結成された千葉県船橋市のよさこいチーム。 10代から60代まで、各世代がほぼ均等に在籍しているという。 20005年と2006年のテーマは、…

パワフル

11月26日・新横浜パフォーマンス・よさこい踊り(レンガ通りにて) パワフル チーム名のとおり、パワフルだ。 特に、小・中学生は、大人にまけないぐらい 立派にパワフルに、演舞を披露していたのが印象に残った。 衣装はシンプルなデザインで、モダンだ…

酔来亭セピア

11月26日・新横浜パフォーマンス・よさこい踊り(レンガ通りにて) 酔来亭(すいらいてい)セピア 東京都・杉並区が本拠地のチーム。 よさこいイベントに積極的出演している元気なチーム。 今回もユニークな衣装で、パワフルな演舞をみせてくれた。 年齢…

ところざわ武蔵瀧嵐

11月26日・新横浜パフォーマンス・よさこい踊り(レンガ通りにて) ところざわ武蔵瀧嵐 1999年に結成され、所沢市を本拠地として活動しているチーム。 東京よさこい(池袋)、千葉よさこいなど、 いろいろなイベントに出場しているようだ。 写真でも…

川畑李子

11月25日・代々木公園 川畑李子 代々木公園の入り口付近で、アコースティックな、 のびのある透明感のある歌声が聴こえてきた。 近くでは、ロック系のストリートミュージシャンたちが ガンガン音を鳴らしていた。 そういう中だけに、 まだ20歳のシンガ…

代々木公園・秋(2)

11月25日・代々木公園 代々木公園の園内を、 少し歩くと、あちこちから太鼓の音が聞こえてくる。 ジャンベとよばれるアフリカの太鼓などをたたいて練習する人たちだ。 太鼓の音が大きいので、広い園内で演奏するのだ。 また、ジャグリングの練習している…

12月8日 (了)

12月8日 (了)勝つぞ・日本がひとつに 戦争が始まったことによって、 始めたからには勝つぞ、勝たねばならぬという決意のもとに、 人々の心はひとつになった。精神的統合へいっきに。 しかし、一方では、一抹の不安もあった。 戦争がはじまってからでは…

12月8日 (4)

12月8日 (4)輝かしい日本・緊張と覚悟 戦争の始まりは、当時の日本人に 開放感、夜明けへの希望、建設への幸福感をもたらし、 運命的な、新しい歴史を開く時間に参加させた。 そして、輝かしい日本の戦果と躍進に同化し、 緊張感とともに、出発への覚…

12月8日(3)

12月8日(3) 夜明けと幸福感、新しい歴史への参加 アメリカとの戦争の始まりは、開放感とともに、 人々に夜明けへの希望と、 建設への幸福感をもたらした(らしい)。 そして、必然とか運命と感じさせ、 新しい歴史の1ページをつくる運命の時間に参加…

12月8日 (2)

12月8日(2) 解放感 アメリカとの戦争の開始は、当時の日本人に、 まず、鬱屈した気分からの解放感をもたらした(ようである)。 それは、暗雲立ちこめる世界からさわやかな快晴の世界への変化である。 戦争が始まると、もやもやした気分など吹き飛んで…

12月8日(1)

12月8日(1)知識人・文化人 12月8日が近づいてくる。 昭和16年12月8日、 開戦の日を、当時の人々は、どう受けとめていたのだろうか。 調べてみた。 終戦(敗戦)記念日も、重要なのかもしれないが、 私には、開戦の日も、 戦争への道のりのひと…

グリムクローバー

11月18日(土)代々木公園 グリムクローバー 岩ちゃんとSHINTA、 共にアコースティックギター&ヴォーカルの弾き語り。 グリムクローバーのホームページによると、 毎週土曜日、代々木公園でライブをしているようだ。 2人は、アンプを使わない。 使うと…

SouthLover (サウスラヴァー)

11月18日(土)代々木公園 SouthLover 渋谷、下北沢を拠点にライブハウスなどで活動中の ボーカル(marryさん)とギター(Saito Kazunariさん)のユニット。 毎週土曜、日曜日に代々木公園並木通りのNHK前あたりで、 ストリートライブをしている。 歌…

イアラ

11月18日(土)代々木公園 イアラ 代々木公園付近の数ある路上ライブの中で、 この日、たくさんの人を集めていたのが、 女性サックスユニット、イエラ(ERA)だ。 (ホームページによると) フジテレビ音楽番組「P-STOCK」から、藤井フミヤプロデュー…

代々木公園 (秋)

11月18日(土) 代々木公園 だいぶ涼しくなったが、代々木公園付近はにぎやかだ。 いたるところで、音楽系の路上ライブが開かれていた。 わずか10メートルぐらいしか離れていなくても、 競うように、自由に、のびのびと。 散歩する人も多いせいか、道…

CHIKI

11月12日 第32回野毛大道芸 CHIKI コンタクトジャグリングやディアボロ(中国コマ)を中心に、 怪しく、不思議な芸をするCHIKIさんは、野毛大道芸は、初出演。 最近、関東地方のいろいろなイベントに出演し、知られてきた。 コンタクトジャ…

吉本大輔 舞踏「極私空間」 (2)

11月12日 第32回野毛大道芸 吉本大輔 舞踏「極私空間」・「天空揺籃」(2) ・・・・・・ ・・・・ 白いパラソル、赤い衣装

吉本大輔 舞踏「極私空間」 (1)

11月12日 第32回野毛大道芸 吉本大輔 舞踏「極私空間」・「天空揺籃」(1) 吉本大輔さん率いる舞踏集団「「極私空間」の「天空揺籃」 吉本さんは、日大芸術学部美術学科卒業後、 日本テレビ美術部に4年在職し、その後、 大野一雄などの舞踏家の舞台監…

桜小路富士丸

11月12日 第32回野毛大道芸 桜小路富士丸 ここは、野毛の「柳通り」、横丁という感じで、道幅もせまい。 通りの両側では、地元の商店街の人たちが、 豚汁や焼きそばやビールなどを売っていた。 ボランティアスタッフとして、おおぜいの大学生や年配の…

アルカマラーニ

11月12日 第32回野毛大道芸 アルカマラーニ このカンパニーのホームページによると、 ベリーダンスが踊られている地域はエジプト、トルコ、レバノンなど、 現在のイスラム圏にほぼ相当するが、イスラム教とは関係がなく、 イスラム以前のもっと古い文…

Deco Deco

11月12日 第32回野毛大道芸 Deco Deco(フェイスアーティスト) 春の野毛大道芸でも出演していた。 顔にペイントするというのが、おもしろい。 そういえば歌舞伎役者だって、フェイスペイントしている。 さて、Deco Decoのホームページによれば、 顔を…

パリ,テキサス

11月11日・吉祥寺「バウスシアター」にて 「パリ,テキサス」(監督 ヴィム・ヴェンダース) ネットで検索し、20年ぶりにもう一度観る。 私の足元の状況も大きく変わった。 あちこちさがし、やっと、当時のパンフレットがみつかった。 名作には、必ず印…

父親たちの星条旗

映画「父親たちの星条旗」を観る 監督のクリント・イーストウッドはいう。(プログラムから) 「私が観て育った戦争映画のほとんどは、悪玉と善玉がはっきり分かれていた。 だが、人生はそんなものではないし、戦争もそんなものではない。 この2本の映画は…